AKBの影響力低下必至?トークアプリ「755」でネット制圧画策も…

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『FLASH増刊 AKB48じゃんけん大会公式ガイドブック2014』(光文社)

 近ごろ、AKB48ファン界隈で話題となっているトークライブアプリ「755」。有名人の“トークライブ”をのぞき見し、“やじうまコメント”を投稿するなどして交流を深めるというアプリで、総合プロデューサー・秋元康氏ほか、高橋みなみ、指原莉乃など、多くのAKBメンバーたちが参加している。特に秋元氏のトークでは、運営に関する情報が次から次へと飛び出し、ファンにとっては重要な情報源となっているのだ。

「755」は、サイバーエージェントの藤田晋社長とホリエモンこと堀江貴文氏の企画で誕生、運営会社の7gogoはサイバーエージェントと堀江氏が関わるロケット開発会社SNSが50%ずつ出資して設立された。ちなみに、755という数字は堀江氏が収監されていたときの囚人番号だ。

 9月の初めに、秋元氏が各メンバーに勧めたことで、AKB内で一気に浸透した「755」。全メンバーが参加しているわけではないが、プロデューサー直々に勧めているということで、半強制的に「755」に参加させられているのではないかとの指摘もある。また、「怪しげなアプリをメンバーに使わせるのはどうなのか?」「個人情報が漏れてしまうことはないのか?」などと、心配する声あり、メンバーの「755」参加に否定的なファンも多いのも事実だ。

 実際問題として、AKB48のメンバーが「755」に参加することでどんなリスクがあるのだろうか。ネットニュース編集者の中川淳一郎氏はこう分析する。

「強制参加ではないとはいえ、AKB48のメンバーとしてアプリに参加しているわけですから、運営サイドとしてもしっかり個人情報を管理しているはずです。AKB48のメンバーはGoogle+にも参加していますが、こちらは専用のスマートフォンが支給されています。『755』についても、同じような感じではないのでしょうか」

 ただ、一般ユーザーと交流するとなると、アンチコメントが多数投稿されるなど、炎上のリスクも考えられる。

「『755』は、運営が“やじうまコメント”を監視して不適切な投稿を削除しているので、実はそれほど炎上リスクは大きくない。また、スマホ限定というのもリスク軽減に繋がっています。わざわざアプリをダウンロードしてユーザー登録しないといけないので、アンチも気軽に参加してこないんですよ。むしろ、熱心なファンが集まりやすい場になっていると思います」(中川氏)

 どうやらAKB48にとっては比較的居心地のいい場所となりそうな「755」だが、そもそも秋元氏サイドとして参入するメリットはあったのか?という疑問もある。

 秋元氏とサイバーエージェントの藤田社長と堀江氏が、親密であることは周知の事実。「755」のサービス自体は今年2月にスタートしていたが、秋元氏が参入する9月頃までほとんど話題にならなかったことを考えると、秋元氏とAKB48が「755」の広告塔になったと捉えることもできる。ネット事情に詳しい芸能ライターはこう話す。

「AKB48としてはメンバーのツイッターやブログ、Google+もあって、情報発信やファンとの交流の場はいくらでもあるわけで、わざわざ『755』を始める理由はない。『755』の宣伝が真の目的であることは間違いないでしょうね。とはいえ、秋元サイドとしてもサイバーエージェントとの繋がりを強くしておくというメリットはあると思います。ブログサービスではサイバーエージェントが運営するアメーバブログが独占状態に近いですし、ネットメディアにおける影響力はかなりのもの。秋元さんとしても、AKBの人気があるうちにできるだけ多く恩を売っておきたいといったところでしょう」

 AKB48が、各出版社に写真集やカレンダー販売の“利権”を渡し、その代わりにスキャンダルを封じ込めるという“メディア制圧”を行ってきたのはご存知のとおり。どうやら今回の「755」についても、同様に“ネットメディア制圧”という目論見があるようだ。

 少々話は逸れるが、最近のAKB48は、熱愛系のスキャンダルだけでなく、ちょっとしたネガティブなニュースも積極的に封じ込めていく方針だという。

「8月にデイリースポーツオンラインに『AKB人気に陰り?CMトップ20位入りは渡辺麻友のみ…昨年は7人』という見出しの記事が出ました。ビデオリサーチが発表した『タレント別テレビCM量上位20人』というランキングをもとにした記事だったんですが、秋元サイドの“物言い”が入って削除されたとのこと。実際問題、今年に入ってAKB48の勢いは下降気味で、運営としても危機感を持っているのでしょう。なので、スキャンダルでなくても“AKBはもう終わり”というイメージの記事は潰してくるそうです」(前出・芸能ライター)

 しかし、圧力を増すAKBサイドとは裏腹に、その“利権”に旨みがなくなってきたとの声も。某週刊誌記者はこう明かす。

「光文社はAKB48のじゃんけん大会のガイドブックを毎年出版していますが、ピーク時に比べて売り上げが半分くらいになっているそうです。講談社の総選挙ガイドブックも年々売り上げが下がる一方。『FRIDAY』編集部では、AKB利権を享受するより、『週刊文春』のようにスキャンダルをどんどん載せていくべきだという勢力も増えているようです」

 そんななか、週刊誌に対する“ガス抜き”として使われているのがOGたちだ。

「利権を掴まされている週刊誌では、基本的にAKB48現役メンバーのスキャンダルはNG。でも、卒業するとスキャンダルも解禁になるとのことです。『FRIDAY』が板野友美とEXILE TAKAHIROの熱愛を報じましたが、まさにそういうことですよね。まあ、雑誌としては、知名度が低い現役メンバーはスキャンダルNGで、知名度が高いOGはOKというなら、むしろ有り難いんですがね(笑)」(前出・週刊誌記者)

 人気が下降するとともに、メディアへの影響力が下がっていくのは当然のこと。AKB48を取り巻くメディアの状況も変容しつつあるようだ。
(鈴木レン)

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