石田ゆり子が“結婚しろ”“子供を産め”圧力を「古い考え方」と批判!「結婚しなくても社会に還元している」

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有働由美子も吐露していた「子供を産んで当たり前」の圧力の苦しさ

 こうした“結婚しろ圧力”や“子どもを産め圧力”については、これまでも多くの芸能人や有名人がその息苦しさを訴えてきた。たとえば、2016年2月、「FRaU」(講談社)のロングインタビューで女優の山口智子が「私は、子供のいる人生じゃない人生がいい」「子供を産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました。今でも、一片の後悔もないです」と告白したときのこと。NHKアナウンサーの有働由美子が、『あさイチ』(NHK)で、この山口の発言について、「よく言ったなと思いました」と称賛した上で、「まだ世の中に子どもを産んでお母さんになるほうが多数派」「誰も『そうじゃないよ』って言わないし、なんかどこか心の底に(産んで当たり前という気持ちが)なんとなくあるような気がする」と、女性に向けられるプレッシャーを吐露し、大きな反響を呼んだ。

 天然キャラの石田だが、それでもやはり有働が感じたような圧力を感じていたのだろう。しかし、石田は同書のなかで、「女性は子どもを生んで一人前」「女性は子どもを生んで社会貢献せよ」という考え方に、こうきっぱりと異議を唱えている。

〈結婚していない働く女性たちは(わたしも含めて)働くことで社会に還元しているし社会を育てているという部分も担っていると思います。自分に子どもがいないぶん、俯瞰で子どもたちを見ていますし、その子達が大人になってから、仕事の現場で育てることができる。〉

 ほんわかしたがイメージとはまったく違う、自立した女性のぶれない強さがうかがえる言葉だが、ただ、一方で、石田は結婚していないことに特別な理由などないこと、自分が結婚願望もあったことも正直に語っている。

〈この年齢まで独身でいるなんて全然想像していませんでした。
 20代の頃は、漠然と、30になるまでには結婚し、いつか自然に母になり……などと、ぼんやりと、でも妙な確信を持って想像していたものです。でも、だけど、40代後半の今、わたしは独身。
 いやはや。しかしわたしは独身主義なんかじゃありません。人はひとりでは生きていけないといつも思っていますし、人生を共にするパートナーには、いつだって出会いたい。〉

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