百田尚樹が「朝日の読者も日本の敵」と暴言! 記者二人を殺傷した赤報隊の犯行声明にも通じるテロ扇動

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百田のツイートの「赤報隊事件」の犯行声明文に共通する論理構造

 31年前の1987年、5月3日、散弾銃を持った目出し帽の男が朝日新聞阪神支局を襲撃し、記者ひとりを銃殺、ひとりに重傷を負わせる事件が発生した。

 犯人は「赤報隊」を名乗り、この阪神支局襲撃事件と前後して、朝日新聞の東京本社(同年1月)や名古屋本社社員寮(同年9月)、静岡支局(88年3月)などに対しても襲撃、爆破未遂事件を起こした。その後、一連の中曽根康弘・竹下登脅迫事件、リクルート元会長宅銃撃事件、愛知韓国人会館放火事件を含めて「赤報隊事件」と呼ばれ、現在、いずれも公訴時効を迎えて未解決事件となっている。

 周知の通り、赤報隊事件は、“言論に対する戦後最大のテロ事件”と言われる。その理由のひとつが、犯行グループからマスコミに送られた「声明文」にある。たとえば、朝日東京本社に銃弾が撃ち込まれた事件後の犯行声明文には、このような表現がなされていた。

〈われわれは日本国内外にうごめく反日分子を処刑するために結成された実行部隊である
一月二十四日の朝日新聞社への行動はその一歩である。
これまで反日世論を育成してきたマスコミは厳罰を加えなければならない。
特に 朝日は悪質である。
彼らを助ける者も同罪である。〉

 朝日への激しい敵意以上に〈彼らを助ける者も同罪〉という一文が異常である。ここからは朝日新聞を「反日」の象徴として攻撃することで大衆を震えさせ、言論の萎縮・封殺を狙う意図がうかがえる。そして、この声明文は〈全国の同志は われわれの後に続き 内外の反日分子を一掃せよ〉というテロ煽動の文言で結ばれており、前述の通り、その後犯人は阪神支局で殺人テロを実行、次々と犯行を重ねていった。

 どうだろう。もう一度言うが、百田は朝日に対して〈マジで潰れてもらわないといけない!!〉とぶった直後のツイートで、〈朝日新聞は日本の敵だが、そんな売国新聞を支えている朝日の読者も日本の敵だ〉と重ねた。見ての通り、その論理構造とアジテーションは、「赤報隊事件」のテロ煽動声明文と同じではないか。

 実際、百田は昨年も「朝日の社長を半殺しにしてやる」とツイートし、「日本国内の敵」に対するテロを煽りたてていた。

〈もし北朝鮮のミサイルで私の家族が死に、私が生き残れば、私はテロ組織を作って、日本国内の敵を潰していく〉
〈「国内の敵」というのは、売国議員と売国文化人である〉
〈昔、朝日新聞は、「北朝鮮からミサイルが日本に落ちても、一発だけなら誤射かもしれない」と書いた。信じられないかもしれないが、これは本当だ。 今回、もし日本に北朝鮮のミサイルが落ちた時、「誤射かもしれない」と書いたら、社長を半殺しにしてやるつもりだ〉(17年4月14日)

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