吉田豪が「アイドル運営は信用できない」といった理由…枕営業や出演強要などアイドル業界の闇を暴露!

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グラビア業界にも存在する「出演強要」問題を吉田豪が明かす

「3人組のアイドルのうち1人がトークに出ていて、ふたりがまだ控室にいるときに、僕の横で泣き出したんです。ちょうどその子のブログには直前に『海外でグラビア撮って楽しかった』とか書いていて、そうしたら、その海外というのは実はスタッフも誰もついてきてくれなくて、行ったらいきなり初仕事で『何だよお前、今日は脱ぐからな』と言われたと。『何も聞いてないですよ』と電話をしても繋がらなくて、初仕事でいきなりギリギリの着エロをやらされたんですね。で、その子は『もう、こんな事務所辞めたい』とボロ泣きしていて、でも、『辞めさせてくれない』みたいな。他のメンバーの子が慰めているような状態でした」

 こういった問題に関しては当のアイドル自身も別の媒体で被害を証言していたことがある。「ミスFLASH2016」ファイナリストでもあるグラビアアイドルの吉沢さりぃは『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』(彩図社)のなかで、グラビアアイドルにおける強要被害に関してこのように綴っていた。

〈アコギな事務所の中には、所属タレントが新人で何も知らないのをいいことに、マネージャーが勝手に制作会社と話を進めることもあります。
 そういう場合、撮影当日、何も知らない女の子は過激な撮影を強いられ、「こんな話聞いてない」と泣いてしまいます。片や制作者側は「事務所とは契約している」「やってくれなきゃ困る」の一点張り。
 私も以前、TフロントNGなのに撮影日当日にはちゃっかりTフロントが用意されていて、毛の処理もしていないし、履きたくないしで泣きわめいて変えてもらったことがあります。毎回ロケについてきた社長がそのときはいなかったのでわかっていて来なかったのでしょう〉

 アイドルブームが勃発して以降、いわゆる「地下アイドル」が大量に生まれた。実話誌系週刊誌を中心として、いまでも毎週のように、薄給で奴隷のように働かされている実態や、ファンからのストーカー被害などを扱う記事が溢れているが、そのなかでも多いのが、枕営業に関する話である。

 アイドルに関する「枕」話は本当に多い。近年の代表的なものだけでも、アイドルグループ・仮面女子のメンバーが所属事務所社長による性接待強要を暴露した件、芸能プロダクション・センディングの元代表が芸能界デビューをちらつかせ中学生女子にわいせつ行為を強要し逮捕された件、グラビアアイドルの小泉麻耶が元所属事務所幹部から性接待を強要され被害届を提出した件、眞鍋かをりが元所属事務所との事務所移籍訴訟のなかで枕営業の存在を示唆した件……大きく報道されたものを並べただけでも枚挙に暇がない。

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