エイベックス役員「グラドル強姦未遂」事件の背景…マッチョな企業体質が生んだパワハラ、暴力団との関係

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土下座強要、丸坊主、根性焼き…LDHが行ったパワハラの数々

 この問題は「週刊文春」16年7月21日号に掲載されて大きな話題となった。記事では、会食で食べた量が多いというだけで副社長と専務が運転手の男を怒鳴りつけて道ばたで土下座をさせていたと書かれていたが、LDHにとってこういった体育会系的イジメは日常茶飯事とのことで、社員に買いに行かせたiPhoneケースが気に食わないというだけで自主退職に追い込んだり、腋が臭いと言いがかりをつけて(医師が必要ないと診断したのにも関わらず)手術を強要したり、「食べないとクビだ」と脅してラーメン10杯食べさせたり、丸坊主にさせたり、根性焼きを入れようとしたりといった、まるでヤンキーのような振る舞いが公然と行われていたという。この他に、過労死ラインの80時間を軽々と越えた220時間もの時間外勤務をさせられた元社員の証言もあり、15年度入社の新入社員は半年足らずで全員辞めたとも報じられていた。

 エイベックスをめぐるスキャンダルには、暴力団が絡んだものもある。「週刊文春」(文藝春秋)11年6月30日号の記事によるとこうだ。08年にコンサルティング会社を経営する本原克己氏が、エイベックスの株主総会前に財務状態などについての質問状を送ったものの、総会が開かれた当日は挙手をしても質問の機会を得られることはなかった。すると後日、本原氏は暴力団組長の男を通して松浦氏から呼びつけられ、エイベックス経営のイタリアンレストランへ向かうことに。そのVIPルームには酒に酔い怒り心頭の松浦氏が暴力団組長とともに待っており、ボディガードの男に「こいつ殺しちゃってよ」と言ったり、「この野郎、埋めてやるぞ」などと脅迫してきたという。本原氏はこれを受けて松浦氏に対し訴訟を起こしている。しかし、芸能界のドン・周防郁雄社長率いるバーニングプロダクションともつながりの深いエイベックスのこの不祥事を後追いするメディアはほとんどなかった。

 エイベックスのマッチョ的な企業風土が改まらない限り、おそらく今後もこのようなスキャンダルは続いていくことだろう。

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