エイベックス役員「グラドル強姦未遂」事件の背景…マッチョな企業体質が生んだパワハラ、暴力団との関係

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労働基準監督署の勧告を揶揄するエイベックス社長の言葉が大炎上

 電通社員の過労自殺に端を発し、長時間労働問題について社会的議論が巻き起こっていた時期だったが、この労働基準監督署からの是正勧告を受けて松浦勝人社長が出したメッセージは、そういった問題意識にあまりにも逆行するもので、文章が公開されるやいなや大炎上した。

 昨年12月22日、オフィシャルブログ「仕事が遊びで遊びが仕事」のなかで、松浦社長は〈このことに対しては現時点の決まりだからもちろん真摯に受け止め対応はしている〉としながらも、是正勧告についてこのように結論づけていた。

〈望まない長時間労働を抑制する事はもちろん大事だ。ただ、好きで仕事をやっている人に対しての労働時間だけの抑制は絶対に望まない。好きで仕事をやっている人は仕事と遊びの境目なんてない。僕らの業界はそういう人の「夢中」から世の中を感動させるものが生まれる。それを否定して欲しくない〉

 確かに、エイベックスのような娯楽産業の仕事は9時5時では対応できないものなのは確かで、働き方の多様性について議論されるべきなのは間違いないが、松浦社長の言い分はおかしい。「好きでやっているかどうか」は過重労働の問題とはなんの関係もないし、彼の言うような「好きでやっている」仕事のおかげで過労死まで追い込まれた例も枚挙に暇がないからだ。多くの労働者を抱える経営者のものとして、この発想はあまりに危うい。

 そしてそもそも、その「好きでやっている仕事」の内容とはいかなるものなのか? 経済誌「ZAITEN」(財界展望新社)11年7月号では、エイベックスの若手社員が置かれているパワハラ横行の労働環境について問題が指摘されていた。

 エイベックスは新卒の3〜4割が入社5年で辞めていくといった環境で、特にマネージメント部門に配属される社員は過酷だという。その具体例として、記事ではこのような例があげられていた。

〈マネージャー業は、タレントの身代わりになって交通違反で出頭したり、不規則な仕事で夜遅くなって車をぶつけて事故に遭いかけるなど、割に合わない仕事だ。
 マネージャー業では、チーフと若手の2人ひと組になるが、若手のほうはほとんど休みがゼロになるのが一般的である〉

 また、パワハラといえば、LDH幹部による社員へのパワハラ報道も記憶に新しい。

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