三回忌を迎えた愛川欽也を偲ぶ! 生前、口にしていた「安倍さんに殺される」という言葉の意味とは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

●「安倍さんに殺される」「この政治状況では死んでも死にきれないよ」

 政権も原発も、きちんと真っ正面から捉えて議論しよう。それが自分の観たいテレビだから──。そんな愛川の姿勢は、ネット上の動画サイトで引き継がれることとなった。愛川は言う。

「ぼくは自分で言いたいことを言う、出てくれるみなさんにも言いたいことを言ってもらう。そういうスタンスでずっとやってきたわけだから、いまさらそれを変えられないですよ」
「生意気なようだけど、ぼく、変節しないんですよ。憲法とか民主主義とか戦争反対とか。譲れないでしょ? ぼくの原点だから」(同前)

 すでに肺がんが進行し、脊髄にまでがんが転移していたと言われる愛川。しかしそんななかでも、先月まで『パックインジャーナル』の放送をつづけてきた。先週号の「週刊文春」(文藝春秋)では、愛川が「このまま政権批判を続けていると安倍(晋三)さんに殺される」と口にしていた、という愛川の知人の証言を取り上げ、まるで認知症であると匂わせるような記事を掲載していたが、これは認知症ゆえの被害妄想でも何でもなく、愛川にとって本心の言葉だったはずだ。

 事実、テレビ局は自民党からの圧力に脅え、“言いたいことも言えない”空気が戦前のように充満しているのが現実だ。挙げ句、自民党は放送倫理・番組向上機構(BPO)さえも政府が関与できるように検討することを発表した。これがもし現実化すれば、あらゆるテレビ番組は政権によって監視され、都合の悪い番組を潰すことができるという“本気の言論統制下”に置かれることになる。この末恐ろしい社会を、愛川は予見していたのではないだろうか。

 愛川が守りつづけた『パックインジャーナル』の、最後の出演となったのは3月21日配信分。この本番前、愛川はコメンテーターの川内博史・民主党前衆議院議員にこう語っていたという。

「この政治状況では死んでも死にきれないよ」

 報道の自由、放送の自由が脅かされるなかで、またひとり、気骨のある放送人をわたしたちは失ってしまった。
(水井多賀子)

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 文春の前次官証言で官邸vsマスコミ攻防
2 官邸が文科省前次官の実名証言ツブし
3 阿川佐和子結婚手記に不倫略奪婚は?
4 加計に利権独占させた安倍政権の手口
5 松本人志が「冤罪あっても」共謀罪支持
6 共謀罪強行採決もまだ希望はある!
7 報ステ後藤謙次の安倍批判がキレキレ!
8 安倍が朝日の加計学園報道をテロ認定!
9 国連報告者から安倍に共謀罪批判文書
10 『ゴジラ対ヘドラ』坂野監督の死を悼む
11 葵つかさが「松潤とは終わった」と
12 加計学園疑惑に決定打、安倍側近が圧力
13 室井佑月が共産党に「ネトサポつくれ」
14 空中分解KAT-TUNの暴露本が出版
15 江角もハマった恐怖のママカースト
16 秋篠宮家の料理番がブラック告発
17 共謀罪成立で横浜事件の恐怖が再び
18 加計学園総帥が「首相の後ろ盾ある」
19 村上春樹が「歴史修正主義と闘う」宣言
20 安倍政権御用ジャーナリスト大賞
PR
PR
1報ステ後藤謙次の安倍批判がキレキレ!
2松本人志が「冤罪あっても」共謀罪支持
3『あさイチ』が基地に苦しむ沖縄を特集!
4共謀罪が衆院委員会で強行採決の暴挙
5安倍が朝日の加計学園報道をテロ認定!
6加計学園「総理の意向」文書は本物!
7佐野元春が共謀罪反対「治安維持法だ」
8加計学園疑惑に決定打、安倍側近が圧力
9 共謀罪に周防監督らも猛反対の声
10文春の前次官証言で官邸vsマスコミ攻防
11室井佑月が共産小池晃と安倍答弁を分析
12官邸が文科省前次官の実名証言ツブし
13加計に利権独占させた安倍政権の手口
14共謀罪強行採決もまだ希望はある!
15文科省前次官の醜聞はやはり官邸の謀略
16室井佑月が共産党に「ネトサポつくれ」
17ガンダム“生みの親”が安倍首相批判!
18国連報告者から安倍に共謀罪批判文書
19水木しげるが50年前に書いた文章が発掘
20安倍の改憲で高等教育無償化はまやかし
PR
PR

人気連載

アベを倒したい!

室井佑月

室井佑月が斎藤貴男と「共謀罪」を徹底批判!「安倍政権に逆らう人が片っ端から逮捕される」

アベを倒したい!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」