ヤマト運輸がアマゾンの当日配送サービスから撤退…ヤマトとアマゾンの末端スタッフが告発するブラック労働の実態

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 アマゾン日本事業の業績は右肩上がりを続けており、16年の売上高はついに1兆円を突破したが、この物量の増加は倉庫スタッフにさらなる苦しみを与えることになる。記事では、ピッカーとして3年以上働いたスタッフが「以前は週に1、2日程度だった残業が今は週4日に増えました」と証言しているが、仕事量が増加したことでこんな事故も起きたと語られている。

「少し前に、あるストー担当者が大事件を起こしました。棚に商品を陳列する際に雑に詰め込んでしまって、商品の箱がぐちゃぐちゃになったんです。誰がどの商品をストーしたかは記録に残っていますから、犯人はすぐにわかりました。半日ほどカウンセリングを受けていましたが、ここまで忙しくならなければ起こらなかったミスです」

 ネット通販は確かに便利だ。これから先もその需要は伸び続けるのだろうが、末端スタッフが過剰労働を強いられて立ち行かなくなっている状況を見てもなおこのままで良いと感じるのかどうか、企業はもちろん、我々消費者も再考すべきではないだろうか。

最終更新:2017.11.22 07:05

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