校則なし、テストなし、授業中にギター弾く…星野源を生んだ「自由の森学園」のユニークすぎる教育方針!

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「たしかに管理はなってないです(笑)。授業に出ないと『教室入りなよ〜』って先生からは言われるけど、僕は授業中にずっとギターの練習とか芝居のけいことかをやっていたし、授業に出なくても卒業はできました。
 僕が通っていたとき校則は3つしかなくて、『学内でスケボーしない』『学内でタバコを吸わない』『校舎内は土足厳禁』、これだけでした。それでも、タバコを吸っているところを先生に見つかっても注意されるだけで停学とかにはならなかったし、『土足厳禁』に関しては生徒が誰も上履きに履き替えないので途中から靴箱がなくなって土足もOKになっていました。いまがどうかはわからないですけど」

 学校に子どもの管理・監視を求める人々が聞いたら卒倒しそうな内容だが、しかしこの卒業生は「何でも自由にやらせてくれるからこそ、自由がもつ『責任』を学ぶことができた。自ら考えて選択する。受け身ではなく、自分から考えて行動する。そういう力を身につけることができたのはあの学校だったから」と言う。唯一、彼は苦労したこととして「厳しい上下関係を知らないままだったから、社会人になって敬語がなっていない!と怒られたこと(笑)」と語ってくれた。

 じつは、星野源も同じようなことを語っている。

「それでも先生は、「本当にお前がやりたいんだったらいい。ただし後で後悔するのはお前だよ」と、言っていました。とにかく何もかも自己責任なんです。授業に出なければ先生はもちろん怒るけど、別に罰は加えられないし、退学にもならない。
 ただ、やっぱり今、すごく後悔しているのは、勉強しなかったことで、ここに来て、本当に罰を与えられている感があります。僕は本当に知能が低いというか…」(前掲「日経ビジネスオンライン」)

 このように星野は後悔をしているようだが、しかし、「勉強ができること」と「知性」はまったく別のものだ。そして、たとえ勉強ができなくても、人々を惹き付ける音楽や演技、文章を発表できる「才能」と、物事を俯瞰で捉え普通の人とは少し違う見方で切り取る「感性」は、自主性を重んじる中学や高校で受けた独特な教育にきっと素地があるだろう。

 既製の学校教育に対してオルタナティブを提唱する。そんな学校から、新しいタイプのクリエイターがこれからも登場することが楽しみだ。
(新田 樹)

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