NEWSが4人になったのは派閥争いのせい!? 元側近が「生殺与奪権はメリーさんが握っている」と暴露

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〈「山下にしてみれば、金額よりプライドの問題だったんですよね。事務所に不信感を持ってしまって、そんな本人の態度にメリーさんも激怒して“山下をクビにしろ”ってなっちゃって、もう大騒動です」
 メリー副社長も、山下の側も一歩も引かない。
「事務所を変わる」
「もうクビだ」
 という激しい対立に発展し、のっぴきならなくなってしまった。
 そこに手を差しのべたのが、ジャニー社長だ。
「ジャニーさんが“まあまあ”って。“山下はジャニーズ事務所と契約しなくていいよ。僕と契約しよう”って言って、やっと収まったんです。それで担当が、SMAPを手がけていた非主流派の飯島(三智)さんになったんです」〉

 こうして飯島派に派閥替えすることになった山下だが、“アーティストとしてソロでやりたい!”という彼にとって、この選択はよいものだったのだろう。飯島氏のアイデアの出し方やマネージメントの手法について、当時のスタッフは本書の中でこう語っている。

〈飯島さんは企画ライクというか、何がおもしろくて、何が欲しいか、何が売れるか、何がタレントを成長させるかをけっこうリベラルに話す人なんですよね。ちゃんとレジュメを作って“あなたどう思う?”って、ちゃんと意見を求める。レコード会社としては、なかなか有意義な打ち合わせなんです。売れてるタレントをさらにどう生まれ変わらせるかみたいな、前向きでクリエイティブな議論。けっこうおもしろいですよ〉

 さらに、飯島氏は本来ならレコード会社がやるべきタイアップも自ら取ってきて、移籍第1弾シングルとなる「愛、テキサス」は20万枚ほど売れた。飯島氏の手腕によって、山下のソロ活動は好調なスタートを切ったのだ。

 一方、山下と同時に脱退した錦戸は、メリー副社長に擦り寄ることで関ジャニ∞として成功していく。もともとジュニア時代からメリー副社長のお気に入りだったと言われる錦戸には、こんなエピソードがある。

 それは、01年に行われた舞台『PLAYZONE』でのこと。主演の少年隊やV6の井ノ原快彦、嵐の大野智など、先輩が大勢いるなかでろくに挨拶もできない錦戸に対し、メリー副社長の秘書をしていたこともある古株の女性役員がこんな一言を言い放ったという。

「あんた、なんで仕事もらえるかわかってるの? あんたは他の誰でもない、メリーさんのお気に入りなのよ」

 その一言で、周りにいた少年隊は「じゃ、しょうがない」といった顔をし、ほかのメンバーも「あ、なるほどね」と大納得したという。

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