女流官能小説家たちが「性を語る女性への偏見」を批判!「女性作家は処女かヤリマンのどっちか」といわれ…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
seiwokakuonnatachi_01_160926.jpg
『性を書く女たち インタビューと特選小説ガイド』(青弓社)

「an・an」(マガジンハウス)が毎年恒例の「セックス特集」を初めて掲載してから約30年の時が経ち、女性が自らあけすけに「性」を語り、表現する場所や機会も増えてきた。

 たとえば、AV業界ではソフト・オン・デマンド(以下、SOD)の山本わかめ監督をはじめ女性の監督も生まれ、また、「SILK LABO」をはじめとした女性向けAVも堅調な人気を獲得している。

 官能小説業界でもそれは同じで、女性作家が次々登場して、男性向けはもちろん女性向けの官能小説でもヒット作を連発している。しかも、特徴的なのが、彼女たちの多くが何か特別な動機があるわけではなく、ごく自然なかたちでこのジャンルを選んでいることだ。

 たとえば、新潮社が主催する「女による女のためのR-18文学賞」で大賞を受賞したことからデビューした南綾子氏は、『性を書く女たち インタビューと特選小説ガイド』(いしいのりえ/青弓社)のなかで、官能小説を書き始めた理由についてこともなげに語っている。

「「人と性欲」に興味がありました。性欲によって人生を狂わされることがあるというのが、ずっとおもしろいなと感じていたんです。例えば権力者だったら、性欲による一晩の過ちで、人生が転落してしまうかもしれない。子どもを残すための必要欲求であるはずの性欲なのに、人を滅ぼすこともありうるというのが、十代の頃から不思議でした」

 ここには、これまで性表現に関わる女性に対しメディアが当て嵌めがちだった、「性的なトラウマがきっかけ」といった物語はまったくない。いまや女性たちにとって、性を語ることはごく普通のことなのだ。

 しかし、同書を読んでいると、一方で、いまだに女性が「性表現」に関わることへの偏見が根強くあることも痛感させられる。SF、児童文学から官能小説までを幅広く手がけている森奈津子氏は、前掲『性を書く女たち』のなかでこのように語っている。

「女性がエロい創作物を作ることが気にくわない人たちは一定数存在していて、エロマンガ家でも女性であることを隠して描いている人がいます。女性が性的に解放されることを恐れている人が大勢いるなんて、それこそ女性差別だと私は思うんですけどね。女がエロを書いて誰を喜ばせようと、それは自己決定権に基づくものなのだから、他人がとやかく言うべきではないと思います」

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

性を書く女たち: インタビューと特選小説ガイド

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 官邸、山口敬之がネトウヨ妄想に丸乗り
2 橋下徹が籠池証人喚問以来、完全沈黙
3 昭恵夫人が籠池妻に小川榮太郎を紹介
4 マツコが“忘れられない男”と首都高で
5 2枚目のFAXを封殺、官邸の情報操作
6 籠池と松井の接点を大物府議の元秘書が
7 安倍政権御用ジャーナリスト大賞
8 不倫女性が告白する本音と日常とは?
9 籠池証人喚問で自民党議員の質問に唖然
10 浅田舞が真央との不仲は母のせいと告白
11 稲田夫が籠池と財務局との交渉に同席
12 松本人志が森友問題から逃げた!
13 安倍応援団の情報操作に騙されるな!
14 ニュース女子・沖縄デマはなぜ生まれた
15 恵俊彰が田崎史郎を「政権の代弁者」と
16 昭恵夫人付役人から籠池に予算化報告
17 山口敬之、“安倍太鼓持ち”の歴史
18 安倍100万円振込票と長女の目撃証言
19 宮古島、石垣島が米中戦争の捨て石に!
20 “第二の森友学園”関係者を最高裁判事に
PR
PR
1籠池独占取材した菅野完爆弾会見の中身
2小籔千豊「教育勅語は悪くない」は無知
32枚目のFAXを封殺、官邸の情報操作
4 昭恵夫人付役人から籠池に予算化報告
5安倍が防大卒業式で軍人勅諭ばり訓示!
6籠池理事長が「安倍首相から100万円」
7安倍100万円振込票と長女の目撃証言
8教育勅語復活論者の現代語訳はニセ物だ
9迫田、松井、昭恵も証人喚問せよ
10“第二の森友学園”関係者を最高裁判事に
11安倍応援団の情報操作に騙されるな!
12籠池証人喚問で自民党議員の質問に唖然
13橋下徹が籠池証人喚問以来、完全沈黙
14森友で橋下と松井が国の圧力暴露も…
15昭恵夫人の口利きで8千万円の予算が
16田崎が“籠池が稲田にセクハラ”の噂を
17稲田夫が籠池と財務局との交渉に同席
18籠池の依頼で昭恵夫人が口利きか
19松井知事が森友認可前に私学課に圧力?
20国税の税務調査を使った報道への圧力
PR
PR

人気連載

アベを倒したい!

室井佑月

室井佑月が斎藤貴男と「共謀罪」を徹底批判!「安倍政権に逆らう人が片っ端から逮捕される」

アベを倒したい!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」