>  >  > 『あさが来た』広岡浅子の軍国主義批判

いよいよ佳境『あさが来た』 広岡浅子が訴えていた“軍国主義批判”“反戦”のメッセージは描かれるのか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
asatagakita_01_160314.jpg
NHK連続テレビ小説「あさが来た」番組ホームページより


 佳境を迎えているNHKの朝ドラ『あさが来た』。『あまちゃん』の最高視聴率27.0%も越え、NHKでは「今世紀最高視聴率も夢じゃない」という声もあがっている。

 先日も追加キャストとして、あさが設立に尽力した日の出女子大学校(実際は日本女子大学校)の卒業生であり、女性解放運動の旗手となった平塚らいてう役を大島優子が演じると発表されたが、じつは実際には、平塚はあさのモデル・広岡浅子を評価しておらず、“自分の手腕に自信満々という態度で押しつけがましい”とエッセイに残しており、このあたりがどのように描かれるのかも楽しみなところ。

 そしてもうひとつ、ドラマで描かれるかどうかが気になるのが、“あさと戦争”のかかわり方。というのも、実際の浅子は晩年、かなり積極的に反戦を訴えていたからだ。

 たとえば、浅子の晩年の活動で外せないエピソードといえば、愛国婦人会への参加だ。愛国婦人会は1901(明治34)年に設立された団体で、満州事変以降は軍国主義色を強めて戦時体制に協力していったが、浅子が参加した当初は戦死した者の遺族などの救済を目的としていた。

 浅子はここでも存在感を発揮し、この愛国婦人会が“上流女性のサロン”化していることに反発。〈ただ「戦争の犠牲となった将兵とその家族にカネを与えてやるだけで十分な社会事業だ」と、安易に考えている者も、少なくなかった〉(長尾剛『広岡浅子 気高き生涯』PHP研究所より)なかで、浅子は「援産場」を大阪に設置。戦争で未亡人となった女性や、戦地で負傷した夫を抱える者たちに、いまで言う職業訓練と仕事の斡旋を行ったのだ。

〈浅子は女性たちが、男の身勝手で堕ちていくのを熟知していた。夫に捨てられると、女たちはその日の生活に困った。困ったあげく、売春に走るしか道のない女たちの境遇を見知っていた。援産場の開設は、社会の底辺にいる女たちを救うための一策だった〉(菊地秀一『広岡浅子語録』宝島社より)

この記事に関する本・雑誌

リテラのSNS

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 『夫のちんぽが入らない』の深い意味
2 是枝監督「映画が日本に利用されてる」
3 読売・清水アナが維新から市長選出馬?
4 片山さつきトランプ就任式で大はしゃぎ
5 DHC会長が在日ヘイト発言を連発!
6 アパホテルの反論は嘘と詐術だらけだ!
7 空中分解KAT-TUNの暴露本が出版
8 南京大虐殺を日本テレビの番組が証明
9 アパホテルのトンデモ極右思想の正体
10 忘れるな、福島原発事故の主犯は安倍だ
11 吹石一恵の音痴エピソード
12 キムタク最大のタブーとは?
13 川島なお美が近藤誠の診断を告発
14 公安庁が沖縄めぐりネトウヨ並み報告書
15 北原みのり逮捕の原因は安倍批判?
16 佐藤優が慰安婦問題への対応を批判!
17 嵐の元側近が明かすジャニーズの掟
18 トランプ以前から米は日本を守る気ない
19 翼がSMAP解散でメリーと滝沢を批判
20 保護なめんなジャンパーは氷山の一角
PR
PR
1室井佑月が金子勝と安倍政権批判(後)
2黒柳徹子が琉球新報に平和メッセージ
3室井佑月が金子勝と安倍政権批判(前)
4トランプのマスコミ排除は日本でも
6アパホテルのトンデモ極右思想の正体
7デマ垂れ流し『ニュース女子』とDHC
8原発ムラが新潟県知事にネガキャン!
9安倍政権が“国策映画”計画へ
10今井絵理子と三原じゅん子の資産公開が
11SUGIZOが難民問題で勇気ある発言
12DHC会長が在日ヘイト発言を連発!
13メリルストリープの指摘は日本のことだ
14慰安婦少女像は反日の象徴ではなかった
15『日本会議の研究』出版禁止の不当性!
16アパホテルの反論は嘘と詐術だらけだ!
17政権が原発被害隠しにDASH村利用
18佐藤優が慰安婦問題への対応を批判!
19片山さつきトランプ就任式で大はしゃぎ
20安倍の慰安婦少女像への強行姿勢の裏
PR
PR

カテゴリ別ランキング


人気連載

政治からテレビを守れ!

水島宏明

テレ朝とNHKの"失態"につけこむ安倍政権とほくそえむ籾井会長

政治からテレビを守れ!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」