新年特別企画 芸能人「よく言った!大賞」(前編)1位〜5位

石田純一、坂上忍、鶴瓶、SHELLY…炎上を恐れず安保法制に反対した芸能人「よく言った!大賞」発表

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★3位 笑福亭鶴瓶

政治的発言を一切しなかった温厚な芸人が安保にキレた! 安倍首相に「お前なにをしとんねん!」

 今回の安保法制については、これまで政治的な発言には縁のなかった芸能人まで声をあげた。そんな人たちでさえ、今回は意見を表明せずにはいられなかったということである。その代表格が、笑福亭鶴瓶だろう。
 鶴瓶は『戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅』(東海テレビ)のなかで、こんな言葉を視聴者に投げかけた。
「これ、へんな方向に行ってますよ。そら変えなあかん法律はいっぱいあってもね、戦争放棄っていうのはもうこれ謳い文句で、絶対そうなんですが9条はいろたら(いじったら)あかんと思うんですよね」
「こんだけね、憲法をね、変えようとしていることに、違憲や言うてる人がこんなに多いのにもかかわらず、お前なにをしとんねん!っていう」
 かなり激しい発言だが、鶴瓶自身テレビでこのような政治的発言をしたことは、彼の長いキャリアのなかでも初めてのことらしい。
「(こんな話)放送で言おうとは思ったことないです。一回もそんなこと言ったこともないし、そういう仕事じゃないから。そういうプロはそういうのに任しといたらええって言うけど、もう、そういう人に任せてたらあかんと」
 それでも口に出さずにはいられなかった。安倍政権が行おうとしている政策はそれだけ危険なものだからだ。実は鶴瓶は昨年にも「しんぶん赤旗 日曜版」のインタビューでこのような発言を残している。
「僕らの世代が戦争に行くことはないでしょうけど、僕の孫の世代が戦争へ行かされるなんて道理に合わない。日本は絶対憲法9条をなくしちゃいかんと思います」
 戦後70年、ずっと守り続けてきた「平和」のバトンを次の世代にもしっかり渡していかなくてはならない。そのために鶴瓶は立ち上がったということだろう。鶴瓶の勇気にただただ拍手を送りたい。

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