米軍ヘリ墜落事故でわかった安保法制もうひとつのリスク…自衛隊員が戦死しても真相は隠蔽される!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
blackhawk_150820_top.jpg
シルコスキー・エアクラフト社HPより


 紛糾する安保法制の国会審議の裏で、日本とアメリカの武力一体化が顕著になった事件がある。8月12日、沖縄県うるま市沖の海域に、米軍のヘリが墜落した事故だ。

 事故を起こしたのは米陸軍所属のヘリMH60、通称「ブラックホーク」。移動中の大型貨物輸送艦「レッドクラウド」に着艦しようとして失敗、甲板に墜落した。現在まで、アメリカ側は事故の原因などについて一切公表をしていないが、18日にも同型ヘリの飛行が米軍嘉手納基地で再開された。沖縄県側への再開報告はなかったという。

「ブラックホーク」は、アメリカ陸軍特殊部隊「グリーンベレー」を乗せ、特殊作戦に使われるものだ。この事故で、ブラックホークに搭乗していた17名のうち、7名が怪我をしたが、驚くべきは、負傷者のなかに陸上自衛隊員2名がいたことだ。

 この陸上自衛隊員2名は防衛相直属の中央即応集団所属の2等陸曹で、さらに、同集団のなかでもテロリストの攻撃などに対応する特殊作戦群の隊員。日米政府関係者によると、訓練はテロリストなどに不法に占拠された艦船からの乗組員の救出などを想定したもので、ヘリはその訓練中に米軍輸送艦に墜落したとみられているという。

 ようするに、アメリカ陸軍の特殊部隊と日本の陸自の特殊部隊とが、共同で対テロリスト訓練を行っていたわけである。

 言うまでもないが、現行の自衛隊法では、海外での自衛隊の活動は限定されており、これは安保法制後の自衛隊の活動の先取り訓練とも言える。法案成立の暁には、現実にこうしたシチュエーションで、自衛隊員がアメリカ兵と共に死亡するケースも起こるだろう。

 しかも恐ろしいのは、そうした場合でも、今回のうるま市沖でのヘリ墜落事故と同じように、その原因解明や詳細にいたる報道がシャットアウトされてしまう可能性が極めて高いことだ。なぜならば、安保法制のもとで実現するアメリカとの軍事一体化は、同時に機密の一体化を意味するからだ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

米軍ヘリ墜落事故でわかった安保法制もうひとつのリスク…自衛隊員が戦死しても真相は隠蔽される!のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。宮島みつや沖縄の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 Nスペ731部隊検証にネトウヨ錯乱!
2 ウーマン村本こそ“最強反戦芸人”だ!
3 テレ朝が萩生田に全面謝罪した背景
4 幹部から新人までほとんどが商売右翼
5 『朝生』で百田尚樹が徹底論破され大恥
6 寂聴「憲法を汚した安倍は世界の恥」
7 イノッチが夫婦別姓反対派を一蹴!
8 葵つかさが「松潤とは終わった」と
9 市原悦子が語る戦争と安倍政権への怒り
10 テレ東が番組で統一教会信者隠しと捏造
11 水木しげるが描いた慰安婦「地獄だ」
12 ローラが所属プロと奴隷契約トラブルも
13 久米宏、さんま、村本も東京五輪批判
14 『永遠の0』は恐い!元特攻要員が批判
15 グッディ!土田マジギレ真の原因
16 グアム北ミサイルは存立危機事態でない
17 高橋洋一ら安倍応援団が特区ビジネス
18 手塚治虫が描いた戦争をいま読み直す
19 岸田『ひるおび!』出演にネトウヨが
20 吉川晃司が安倍の核禁止条約拒否を批判
1吉川晃司が安倍の核禁止条約拒否を批判
2ウーマン村本こそ“最強反戦芸人”だ!
3有森裕子が東京五輪の現状を批判
4菅官房長官が壊れ始めた!トンデモ会見
5加計幹部が官邸訪問、安倍と下村が
6 Nスペ731部隊検証にネトウヨ錯乱!
7森友新証拠!佐川の虚偽答弁が明らかに
8久米宏、さんま、村本も東京五輪批判
9加計が職員を安倍首相の選挙に動員
10安倍改造内閣はハレンチ閣僚だらけ!
11高橋洋一ら安倍応援団が特区ビジネス
12内閣改造で加計学園人脈のお友達が出世
13灘中校長が語る自民党とネトウヨの圧力
14長崎のメッセージも安倍には届かず!
15市原悦子が語る戦争と安倍政権への怒り
16安倍応援団が発狂状態でメディア攻撃
17安倍は原爆の日も核兵器禁止条約を黙殺
18グアム北ミサイルは存立危機事態でない
19獣医学の重鎮が加計と安倍首相を一刀両断
20手塚治虫が描いた戦争をいま読み直す
PR
PR 飲むだけで女性のカラダの悩みを解消!?

人気連載

アベを倒したい!

室井佑月

室井佑月が斎藤貴男と「共謀罪」を徹底批判!「安倍政権に逆らう人が片っ端から逮捕される」

アベを倒したい!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」