【追及!セブン‐イレブン商法 第3弾】

本部のピンハネ!? セブン-イレブン加盟店が強いられる仰天の仕入価格

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 このオーナーは、別の業者からさらに「返品不可での取引ならお菓子類ももっと安くしますよ」と持ちかけられたこともあるらしい。

「セブンは返品不可ですけど、一般小売店では新商品の場合は返品可です。だから、本部はかなりベンダー(仕入先)を叩いているはずです。利益率が高いのはそのためですよ」(同記事より)

 鈴木会長の「共存共栄」がむなしく響くばかりだが、冒頭の「お互いに約束は必ず守り、自分の責任を果たすこと。これは当然のことです」という『商売の原点』も大ウソだという。2002年ごろには鈴木会長はオーナー懇親会でこう豪語した。

「『みなさん、このほどコカ・コーラを日本で一番安く仕入れることに合意しました。みなさんも家に戻って楽しみに待っていてください』と。社員も『日本一安く仕入れて定価で販売するから、利ざやがすごく大きい。だから小さい店で二十数人使ってもやっていけるんです』と説明していたんです。それを聞いて私も、どんなに原価が下がるのか注意していたんですが、その後なんの変化もなかったんですよ、高いままで……」(同記事より)

 日本一安いはずのコカ・コーラ(1.5リットル)のセブンの店頭価格は307円、オーナー仕入原価は188円。いっぽうで、スーパー店頭価格は138円と大幅に安い、「逆に『日本一高い仕入れ』を強要されている可能性が高い」(同記事より)という。

 セブンの「商売の原点」は、オーナーを食い物にするフランチャイズシステムにあるということなのだろうか。
(小石川シンイチ)

【追及!セブン‐イレブン商法シリーズはこちらから→(リンク)】

最終更新:2015.01.19 04:42

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