吉高由里子が“私の裸を見て”と迫った男…壮絶な過去を告白

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 もちろん、吉高の“度胸のよさ”を表すエピソードはほかにもある。そもそも、本作のオーディション前にはヌードシーンがあることを伝えられていたというが、吉高の感想は「生々しいストーリーだな」と思っただけ。この物怖じしない性格は、まさに女優にふさわしいもの。また、福田彩乃のものまねでもおなじみのトリスハイボールのCMも、じつは発泡酒のCMに出ていたにもかかわらず「ハイボール、好きなんです」とCM担当者に言っていた結果やってきた仕事なのだとか。ここまでくると、天然というよりも肝っ玉が据わっていると言ったほうがいいだろう。

 奔放で自由気まま──。そんなふうにも見える吉高だが、すべてが順風満帆でお気楽にやってきたというわけでもない。というのも、『蛇にピアス』の主演に決定した翌日、吉高は交通事故に遭い、全治半年を言い渡されている。しかも、「ICUで隣のベッドの人が亡くなっていく姿を目にして怖いと思ったり、あまりの痛みに無意識のうちに唸っていて、その自分の声で目が覚めることもあった」と言うほどで、相当な傷を負ったらしい。

「顔からジャリジャリ音がするのが気になって気になって。(中略)そしたら、今度は血も流れてきた。看護師さんには「鏡を見せて下さい」と言うと、「鏡は無いです」って。心の中では「そんなはずないやん!」と思っていましたが、どうしようもありません」(前出インタビューより)

 寝返りも打てないほど身体が痛み、トイレに行こうとしても看護師に「下の面倒は見るから」と止められる。だが、どうしても気になった吉高は、匍匐前進で夜中にトイレまで行き、鏡を見た。ぐるぐる巻きの包帯をとると、そこに映っていたのは皮膚が全部はがれ、かさぶたに覆われた自分の顔。──女優にとって顔は命とはよく言われるように、当然、吉高も大きなショックを受けた。

 しかし、そんな吉高を救ったのは母親の存在だった。顔全体を包帯に包まれた娘に対し、母は「(吉高の)鼻の息で包帯がプルプル揺れるのが面白かったようで、笑いながら携帯のカメラでパシャパシャと私を撮るんです」。吉高はこうした母の行動を見て、「おかげでなんか生きていけそうだな」と思ったというが、彼女のおおらかさは母親譲りなのだろうと感じさせる話でもある。

「あの頃の私は人間的にとんがっていたし、人に感謝することも知りませんでした。お前は一度、痛い思いをしないと分からないと、ああいう事故の経験が与えられたんだと思います」(前出インタビューより)

 経験をバネにして、いまでは国民的女優の階段をのぼるまでにいたった彼女。“肉食系女子”として、これまでflumpoolの尼川元気や生田斗真、RADWIMPSの野田洋次郎などと浮き名も流してきたが、記事として書き立てられることについても「そういうことはあまり気にしなくなった。私が勝負しているのは、あくまで作品なんです」と力強い。

 ちなみに今後演じてみたい役は、「もっと老婆役をやってみたいかな」。ここまで言い切るのだから、きっと今後の『花子とアン』も大いに期待できると信じたいところだ。
(サニーうどん)

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