雅子妃も指摘される“母子密着” 本当に“母親の問題”なのか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
boshimicchaku_01_140729.jpg
『母子密着と育児障害』(講談社)

「週刊文春」(文藝春秋)2014年7月10日号に掲載された、「愛子さま衝撃のお言葉『先生大嫌い。私の言うこときかないから』」という記事が波紋を呼んでいる。皇太子夫妻の長女、敬宮(としのみや)愛子内親王を巡っては、学習院初等科に通学していた際にも不登校が取り沙汰されたり、その後、雅子妃が通学時はもとより授業中も教室内で見守っているという報道がなされたり、校外学習への同伴が批判されたり。一部メディアでは、2人は「母子密着」ではないかという指摘も上がっている。

 近年、過度な密着が原因で、「子どもをうまく育てられない」という育児障害をもった母親が増えているという。では、その原因は一体何なのだろうか?

『母子密着と育児障害』(講談社)の著者・田中喜美子氏によると、母子密着の大きな原因のひとつは、「スキンシップ礼賛」という世間の風潮にあるという。子育ては母親が主体となってやるものという価値観がいまだ根強い日本にあって、2時間おきの授乳をはじめ、新生児の世話は心身ともにエネルギーが削られる。さらには「抱っこ/授乳しないのはかわいそう」という社会の圧力があるため、子が泣き始めると母親は抱っこしたり、授乳したりとまさに密着状態となる。

 また、体力の消耗を防ぐために、授乳しながら寝る「添い寝」をする母親が多いが、実はこれが母子密着の第一歩なのだという。「いつも手の届くところに母親がいて、泣けばあやしてくれるという経験を積んだ子どもは、なんでも自分の要求を通すことができる」と思い込むようになるというのだ。母親の側も添い寝中とはいえ「無意識のうちに布団を直したり、泣き声に応答したり、眠っていても母親業を続けている」状態となり、知らず知らずのうちに「子ども中心主義」へ傾倒していくと田中氏は指摘する。

 では、母子密着の弊害はどんなところに現れるのか。過度の干渉によって「ほしいと思う前に与えられ、やりたいと思う前に指示されてしまう子どもたち」の多くは、やる気や自発性、共感力が乏しくなるという。田中氏はこれを、「生きる力」の衰弱と表現している。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

子どもが育つ条件 家族心理学から考える

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

雅子妃も指摘される“母子密着” 本当に“母親の問題”なのか?のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。母子密着育児障害の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 羽生結弦パレードに和田政宗ら右派勢力が
2 長尾敬、杉田水脈…安倍チルがセクハラ暴言
3 財務省の矢野官房長がテレ朝に圧力
4 柳瀬秘書官が「安倍命の官邸についていけない」
5 セクハラ被害のテレ朝記者に卑劣個人攻撃
6 元家族会の蓮池透が「安倍は嘘つき」
7 安倍首相が大阪でやらせ応援プラカード
8 セクハラかばう麻生財相の女性蔑視発言
9 AKB48「Teacher Teacher」に批判の声 
10 加計獣医学部講義で小川榮太郎のデマ本が
11 恵俊彰が田崎史郎を「政権の代弁者」と
12 麻生太郎が愛人の店に2360万円
13 コムアイが明かした社会的発信への葛藤
14 松本人志『ドキュメンタル』のセクハラ
15 首相案件文書に安倍首相と加計理事長の相談が
16 安倍の嘘つきは小学生時代からだった
17 自衛官「国民の敵」暴言を生んだのは安倍政権
18 葵つかさが「松潤とは終わった」と
19 財務省・福田次官のセクハラ否定がヒドい
20 嵐の元側近が明かすジャニーズの掟
1セクハラかばう麻生財相の女性蔑視発言
2首相秘書官「本件は首相案件」
3首相案件文書に安倍首相と加計理事長の相談が
4森友「口裏合わせ」「身を隠せ」指示判明
5安倍首相が大阪でやらせ応援プラカード
6村田諒太が安倍政権の国民栄誉賞に異論
7 安倍が「こんな人たち」につづき「左翼は人権侵害が平気
8「安倍はやめろ」抗議デモが国会前を埋め尽くした
9柳瀬秘書官が「安倍命の官邸についていけない」
10加計獣医学部講義で小川榮太郎のデマ本が
11柳瀬秘書官、安倍、加計が一緒にゴルフ
12財務省・福田次官のセクハラ否定がヒドい
13財務省の矢野官房長がテレ朝に圧力
14柳家小三治「総理いつまでやってんだ」
15田崎史郎が「僕“でさえ”会ってると思う」
16上念司もケントと同様、加計の客員教授
17セクハラ被害のテレ朝記者に卑劣個人攻撃
18羽生結弦パレードに和田政宗ら右派勢力が
19高畑勲監督が「日本の侵略戦争」を問うた幻の映画企画
20自衛隊隠蔽は安倍、稲田が引き起こした