>  >  > 期限切れより怖いマクドナルドの鶏肉

病死した鶏も? 期限切れよりもっと怖いマクドナルドの中国産鶏肉

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
china_140723.jpg
『中国食品を見破れ スーパー・外食メニュー徹底ガイド』(文藝春秋)

 いま、品質保持期限切れの鶏肉が供給されていた問題が世間を震撼させている。上海の食肉加工会社「上海福喜食品」が消費期限の切れた鶏肉をチキンナゲットなどに加工して供給。この会社から約2割の「チキンマックナゲット」を輸入していたと公表した日本マクドナルドをはじめ、同会社から仕入れた材料を使用していたコンビニ大手・ファミリーマートも「ガーリックナゲット」「ポップコーンチキン」の販売中止を決定した。

 この問題が発覚したのは、上海テレビによる潜入取材がきっかけ。そこに映し出されていたのは、あきらかに腐敗が進んでカビが生えている青い色をした肉や、床に落ちた肉を生産ラインに戻すなどのずさんな工場の実態だった。「あんな肉を食べていたかもしれないなんて……」と、ぞっとした人も多いはずだ。

 しかし、マクドナルドの鶏肉は、消費期限切れどころではない「危険」をはらんでいることをご存じだろうか。

 警鐘を鳴らしているのは、『中国食品を見破れ スーパー・外食メニュー徹底ガイド』(『週刊文春』特別取材班/文藝春秋)におさめられた「マクドナルドの中国産鶏肉が危ない」という、ノンフィクション作家・奥野修司氏によるルポだ。

 まず、ルポのはじまりは昨年1月に遡る。中国のネット上で、中国の巨大鶏肉加工企業・河南大用食品グループが「病気で死んだ鶏を長期にわたって加工販売し有名ファストフードに売っていた」という噂が流れた。この疑惑が飛び火したかたちで、日本マクドナルドは「鶏肉原料の一部に河南大用食品グループの鶏肉を扱っている」と取材に対して認めたのだ。

 果たして河南大用食品グループの実態はどうなっているのか──それを確かめるべく奥野氏は河南大用の加工場に取材へ向かうのだが、行き先をタクシー運転手に伝えると、「あそこは本当に汚いから行くのは嫌なんだ」と顔を歪めたという。しかし、周辺住民に病死した鶏について尋ねても、口止めをされているようで口は固かった。

 さらに奥野氏は、河南大用に鶏を納入している養鶏場へ。そこは「鶏舎は日本にくらべると劣悪で、しかも一坪あたり九十羽近い超過密飼い」。奥野氏も「病気にならないほうが不思議」と綴っているが、実際、この養鶏場では取材時、“数万羽の鶏が大量死”し、すでに鶏の気配すらなかったという。

 謎の鶏の大量死。その理由について、上海の獣医はこのように推測している。
 
「成長ホルモンや抗生物質が鶏に過剰に投与されていたことが問題になって以来、河南大用がこうした薬物を簡単に使えなくなったために大量死したのでしょう」

 つまりはこうだ。陽もささないぎゅうぎゅう詰めの養鶏場では鶏はすぐに病気になるため、病気にさせないために抗生物質を使用する。日本でも抗生物質を使う業者もあるというのだが、中国の場合は、出荷前に抗生物質を鶏が排出する「休薬期間」が設定されていない。いや、実際は休薬期間が定められているが、「(休薬期間を)守っていたら半分は死んでしまう」(中国の畜産指導員のコメント)というのだ。……この話は、当然レアケースではない。まさに中国の鶏は抗生物質漬けにされているといっていいらしい。

この記事に関する本・雑誌

中国食品を見破れ スーパー・外食メニュー徹底ガイド

リテラのSNS

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 佐藤浩市がテレビの右傾化に危機感表明
2 成宮寛貴を追い込んだテレビ報道
3 井川遥の「出自」報道でネトウヨが
4 自民党が「政治的中立」で教員締め付け
5 長渕剛FNSのマスコミ批判にフジが
6 成宮コカイン疑惑をテレビはなぜ報道?
7 ジャニーズタブーで犯罪もみ消し
8 百田尚樹が映画PRから外された理由
9 宮崎駿が『永遠の0』を酷評
10 翼がSMAP解散でメリーと滝沢を批判
11 中居と飯島マネ新事務所設立を新潮が…
12 キムタク最大のタブーとは?
13 一周忌、野坂昭如が死の当日に
14 在日差別に怯え続けた芸能人の苦悩
15 HIROレコ大買収隠しで上戸彩を利用
16 NEWS元側近が暴露した派閥争いの実態
17 香取慎吾は引退なんて考えてなかった
18 解散直前、キムタクが嵐レーベルに
19 つんく♂「アイドルの恋愛」発言に騒然
20 つるの剛士が「親学」の広告塔的役割
PR
PR
1つるの剛士が「保育園落ちた」を批判!
2年金カット強行採決で貧困高齢者が
3長渕剛FNSのマスコミ批判にフジが
4椎名林檎が“日本会議の巣窟”で講演
5自民党が女性の社会進出否定する動き
6ASKA逮捕を見せ物にした警視庁
7カジノ法案の背後に安倍とセガサミー
8一周忌、野坂昭如が死の当日に
10長渕剛が柳美里と南相馬の校歌を共作
12安倍政権と櫻井よしこがもんじゅ継続を
13カジノ法案強行でギャンブル依存症が
14維新が政党交付金の返還逃れ1億円!
15自民党が「政治的中立」で教員締め付け
16カジノ法案衆院通過!献金疑惑も
17小池百合子の本性が!韓国人学校排除
18つるの剛士が「親学」の広告塔的役割
19能年玲奈への圧力の有無めぐり論争が
20井川遥の「出自」報道でネトウヨが
PR
PR

カテゴリ別ランキング


人気連載

政治からテレビを守れ!

水島宏明

テレ朝とNHKの"失態"につけこむ安倍政権とほくそえむ籾井会長

政治からテレビを守れ!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」