不妊カップルの新たな選択肢となるか? 里親への道は障害だらけ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
satooyaseido_01_140707.jpg
「日経 Health premie」(2008年10月号/日経BP社)

 映画『極道の妻たち』シリーズやバラエティー番組での発言から、姉御肌でさばけたイメージの強い女優の高島礼子。そんな彼女が先日、女性週刊誌で「私の中では子供に恵まれなかったことが、しこりとしてずっとありました」と積年の思いを打ち上げた。

 また、元バレーボール女子日本代表の益子直美もブログで自身の不妊治療に触れ、「42〜45才、よく泣いたし凹みっぱなしの3年間だったけど、もったいなかったとか、後悔はまるでない!」と不妊治療から卒業した現在の気持ちをつづっている。

 いまや10組に1組が不妊カップルとも言われる時代、高島のように自分のできる範囲で妊娠に備えた体づくりをするカップルがいれば、顕微授精を試した益子のように積極的に不妊治療を始める夫婦も多い。

 不妊に悩むカップルが多いからか、近年では里親制度が注目され、一昔前に比べれば身近になった。とはいえ、里親の生の声を見聞きする機会はまだまだ多くない。しかし、里親になるためには、あまり知られていないが、見えざる「壁」が存在するという。

『子どものいない夫婦のための里親ガイド』(吉田奈穂子/明石書店)によると、里親になることを望んだ場合、まず第一のネックとなるのは年齢。里親には大きく、養子縁組里親と養子縁組を前提としない養育里親がある。家族として養子を迎えたいと思っているカップルの場合は養子縁組を望むケースが多いのだが、実は里親基準は都道府県によって異なる。東京都の場合は、「原則として25歳以上50歳未満であり、婚姻していること」が定められている。

 キャリア志向の女性が増えたため、現在は40歳を過ぎても不妊治療を続けている人は多く、治療を断念しても里親という選択肢を選ぶまでに時間がかかることを考えると、「50歳」はあっという間に訪れる年齢だ。ましてや、民間のあっ旋団体は子どもが安心して暮らせる環境を第一に考え、東京都よりも上限年齢を引き下げているところもあり、里親を望んでも年齢で引っかかってしまうというケースも考えられるのだ。

 また、親族からの反対も大きな壁。子育てにおける援軍としてはもちろん、相続といった法的な問題も絡んでくるので、円満な形で納得してもらうのがベスト。しかし、「家族」に対する認識や価値観のズレで一筋縄ではいかない場合も多いだろう。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

子どものいない夫婦のための里親ガイド

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

不妊カップルの新たな選択肢となるか? 里親への道は障害だらけのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。不妊の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 山口達也の強制わいせつでマスコミの忖度!
2 俳優・宍戸開が真っ当な安倍批判を連発
3 辺野古警備代7億円水増し請求の裏
4 昭恵夫人がヘイト運動家にメッセージ
5 羽生結弦パレードに和田政宗ら右派勢力が
6 セクハラかばう麻生財相の女性蔑視発言
7 ジャニーズタブーで犯罪もみ消し
8 りゅうちぇるの意見が真っ当すぎる!
9 宮崎駿が『永遠の0』を酷評
10 柳瀬秘書官が「安倍命の官邸についていけない」
11 「安倍はトランプに捨てられた」と海外で酷評
12 下村博文がセクハラ被害記者に「犯罪」攻撃
13 元家族会の蓮池透が「安倍は嘘つき」
14 財務省の矢野官房長がテレ朝に圧力
15 葵つかさが「松潤とは終わった」と
16 原発広告に文化人や芸能人が
17 松本人志『ドキュメンタル』のセクハラ
18 たけし独立に沈黙の文春に林真理子が「忖度か」
19 安倍の嘘つきは小学生時代からだった
20 NYTの直撃に山口敬之が卑劣コメント
1林芳正文科相に関する記事の削除とお詫び
2セクハラかばう麻生財相の女性蔑視発言
3羽生結弦パレードに和田政宗ら右派勢力が
4安倍首相が大阪でやらせ応援プラカード
5村田諒太が安倍政権の国民栄誉賞に異論
6柳瀬秘書官が「安倍命の官邸についていけない」
7下村博文がセクハラ被害記者に「犯罪」攻撃
8「安倍はやめろ」抗議デモが国会前を埋め尽くした
9加計獣医学部講義で小川榮太郎のデマ本が
10財務省の矢野官房長がテレ朝に圧力
11「安倍はトランプに捨てられた」と海外で酷評
12 俳優・宍戸開が真っ当な安倍批判を連発
13財務省・福田次官のセクハラ否定がヒドい
14昭恵夫人がヘイト運動家にメッセージ
15長尾敬、杉田水脈…安倍チルがセクハラ暴言
16柳家小三治「総理いつまでやってんだ」
17田崎史郎が「僕“でさえ”会ってると思う」
18上念司もケントと同様、加計の客員教授
19セクハラ被害のテレ朝記者に卑劣個人攻撃
20高畑勲監督が「日本の侵略戦争」を問うた幻の映画企画