冤罪足利事件、"ルパン似の男"が真犯人!? 闇に消えた真実

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【トカナ初出】(2014年3月)

「足利事件」――。1990年5月12日、栃木県足利市のパチンコ店から4歳の女児が行方不明になり、遺体となって発見された誘拐殺人事件だ。その後、当時44歳の菅家利和さんが逮捕され有罪が確定するも、09年にDNA型が一致しないことが判明。17年ぶりに菅谷さんの無実が明らかとなった冤罪事件でもある。

 だがこれで一件落着とは言えない。「では一体、真犯人は誰なのか?」という最大の疑問が残っているからだ。

■「足利事件」真犯人は通称ルパン!

 そんな疑問に挑んだ著書が『殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―』(清水潔/新潮社)である。日本テレビの報道記者である著者は、足利周辺で類似の未解決女児誘拐事件が4件も起こっていることに着目し、07年から取材を始めて冤罪を暴くことになるのだが、瞠目すべきは取材の過程で連続女児殺人の「真犯人」の目星をつけたことだ。

 それが通称「ルパン」である。一連の事件には司法当局によってもみ消された複数の目撃談があった。そして目撃談によれば真犯人は「ルパン三世に似ていた」という。さらに著者は集めた膨大な資料ファイルから「ルパン」と思われる男を特定したのだ。

「黒いファイルから導かれた『推論』に基づけば、その男が真犯人であることに矛盾はなかった。私は『北関東連続幼女誘拐殺人事件』の取材を進めるとともに、この男の裏取りも進めていた。確信は深まるばかりだった」(本書より)

 具体的特徴も、この本に記されている。

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