村上隆の作品は「ブラック企業」で生産されていた!?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
murakamit0226.jpg
芸術起業論』(幻冬舎)

【日刊サイゾー初出】(2014年2月)

 ルイ・ヴィトンとのコラボ、ベルサイユ宮殿での作品展開催など、世界的な名声を轟かせているアーティスト・村上隆。ただ、一方で「芸術はビジネス」だと公言し、作品作りからマーケティングまでをシステマティックに行う村上のやり方は、美術界から「工場で工業製品のようにアートを量産している」という批判を受けてきた。

 だが、村上の"工場"は、ただの工場ではなかったようだ。場合によっては殴られることも覚悟しなければならない、「超ブラック」な労働現場だったのである。

 その事実が判明したのは、2月16日に放映された『夏目と右腕』(テレビ朝日系)。この番組は、夏目三久がトップクリエイターの右腕的人物を紹介する番組なのだが、この日は村上の会社である有限会社カイカイキキの女性プロデューサーが出演し、そのアトリエの様子が公開されたのだ。

 まず驚愕したのは、スタッフの多さと勤務システムだった。埼玉県の工場を改築した巨大なアトリエで、何十人ものスタッフが黙々と作業をこなしている。下絵を描くデータチーム、絵を描くペイントチーム、乾燥やツヤ出しを行う仕上げチームと、作業分担が細かく決められ、昼勤・夜勤のシフト制が敷かれ、24時間365日年中無休!

 しかも毎日、仕事を始めるときには必ず朝礼(夜勤の場合は夜礼)が開かれ、全員が集まって、ラジオ体操、大声でのあいさつの復唱を行う。

 その様子はまるで「ワタミ」のようで、とてもアート作品を作っているとは思えないものだったが、もっとびっくりしたのは、そのスタッフへの扱いだった。

 番組では、現場に貼り出された、こんな村上の注意書きが大写しされていた。

「これは村上隆の絵です。君たちの絵画的な個性を求めていません!! 大きな勘違いです!! 作業員の絵画的な快感にゆだねたつもりは一切ありません!! それは大きな勘違いです!!」

 下絵から仕上げまでをやらせながら、スタッフを"作業員"呼ばわりというのは、まるで奴隷工場の工場主のようだが、自らこの番組に出演した村上はまったく悪びれることなく、こう話す。

「うち、離職率95%以上ですからね」「みんなアーティストになりたくて、チャンスがあると思って来たら、村上の手伝いばかりやらされて嫌になって辞めていく」

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

村上隆の作品は「ブラック企業」で生産されていた!?のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。くまモンブラック企業マーケティング村上隆の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 林芳正文科相がキャバヨガ通い、官邸は?
2 昭恵夫人がヘイト運動家にメッセージ
3 下村博文がセクハラ被害記者に「犯罪」攻撃
4 宮崎駿が『永遠の0』を酷評
5 羽生結弦パレードに和田政宗ら右派勢力が
6 「安倍はトランプに捨てられた」と海外で酷評
7 キムタク・マツコ共演の裏で中居が…
8 元家族会の蓮池透が「安倍は嘘つき」
9 財務省の矢野官房長がテレ朝に圧力
10 たけし独立に沈黙の文春に林真理子が「忖度か」
11 財務省・福田次官のセクハラ否定がヒドい
12 柳瀬秘書官が「安倍命の官邸についていけない」
13 長尾敬、杉田水脈…安倍チルがセクハラ暴言
14 AKB48「Teacher Teacher」に批判の声 
15 安倍の嘘つきは小学生時代からだった
16 セクハラ被害のテレ朝記者に卑劣個人攻撃
17 松本人志『ドキュメンタル』のセクハラ
18 日本会議から勧誘の電話!会話を公開
19 セクハラかばう麻生財相の女性蔑視発言
20 首相案件文書に安倍首相と加計理事長の相談が
1セクハラかばう麻生財相の女性蔑視発言
2林芳正文科相がキャバヨガ通い、官邸は?
3羽生結弦パレードに和田政宗ら右派勢力が
4首相案件文書に安倍首相と加計理事長の相談が
5安倍首相が大阪でやらせ応援プラカード
6村田諒太が安倍政権の国民栄誉賞に異論
7柳瀬秘書官が「安倍命の官邸についていけない」
8「安倍はやめろ」抗議デモが国会前を埋め尽くした
9加計獣医学部講義で小川榮太郎のデマ本が
10財務省の矢野官房長がテレ朝に圧力
11柳瀬秘書官、安倍、加計が一緒にゴルフ
12下村博文がセクハラ被害記者に「犯罪」攻撃
13「安倍はトランプに捨てられた」と海外で酷評
14財務省・福田次官のセクハラ否定がヒドい
15長尾敬、杉田水脈…安倍チルがセクハラ暴言
16柳家小三治「総理いつまでやってんだ」
17田崎史郎が「僕“でさえ”会ってると思う」
18上念司もケントと同様、加計の客員教授
19セクハラ被害のテレ朝記者に卑劣個人攻撃
20高畑勲監督が「日本の侵略戦争」を問うた幻の映画企画