被災地舞台『あまちゃん』で震災死亡予想した週刊誌は不謹慎?

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「あまちゃん 公式サイト」(NHK HP)

【ビジネスジャーナル初出】(2013年8月)

「じぇじぇじぇ」の台詞もすっかり世間に定着した、大人気のNHK連続ドラマ小説『あまちゃん』。週刊誌でも毎週のように"あまちゃんネタ"が取り上げられ、もはや社会現象といえる状態である。

 そんな中、盛り上がっているのが「夏ばっぱ死亡説」というストーリー予想だ。宮本信子演じる「夏ばっぱ」が東京編からナレーションを外れたことや、劇中に登場する歌『潮騒のメモリー』に「三途の川のマーメイド」という歌詞が出てくることから、「夏ばっぱは死んじゃうのでは?」というのだ。

 この"死亡予測"、最初はネットが中心だったが、最近は週刊誌もこぞって取り上げ始めた。特に熱心なのが「週刊ポスト」(小学館)で、6月28日号を皮切りに毎週のように記事を掲載している。

 例えば、7月5日号ではメディア論が専門の大学教授までが登場して、「寂しいですが、夏ばっぱ(宮本信子)は亡くなってしまうでしょう」と明言したかと思えば、翌12日号では「津波にのまれた夏ばっぱを夫の忠兵衛がマグロ漁船で救出」という、あぜんとするような視聴者の声をピックアップ。そして、8月2日号では、「春子役の小泉今日子がロケにきていない」という情報をもとに「この『春子不在情報』が意味するのはまさか……」と、春子が震災で亡くなることを推測し、記事にしているのだ。

 フィクション作品で作中人物の死亡予想が行われることは珍しい話ではない。「死亡フラグ」という言葉があるように、ドラマはもちろん映画やマンガ、小説では「これは死ぬ前兆かも」と推測して楽しむ人も多いはずだ。

 だが、こと『あまちゃん』に関しては、ちょっと話が違うのではないだろうか。というのも、『あまちゃん』はドラマとはいえ、実在する東日本大震災の被災地が舞台になっており、こうした死亡予測もこの先、ドラマで震災が描かれることを前提にしているからだ。

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